2. 神との対話【解説】P12~14 神は人に語る

いよいよ本章が始まりました。

20数年前、私が初めてこの本に出会ったときは、この部分は本屋さんで立ち読みしている状態でした。

そこには、当時ニールさんがとても苦しい状況にあったこと、
世間や社会に苦々しい思いや不満をたくさん抱えていて、その怒りや質問を神にぶつけたこと。
ぶつけた手段が、普段ニールさんがやっていた「手紙を書く」というやり方だったこと。

そうしたら、勝手に手が動き出したこと。
何と神が手に乗り移ったように、手紙(質問)に対して回答を書きだしたこと…。

その部分を読んだとき、魔法や占いやUFOなど不思議なことが好きだった私は
「この本はオカルトみたいでおもしろい!」と感じてしまったのでした。

神さまが手に乗り移って書くだなんて、あり得ない!魔法みたい!
おもしろい!!となりました。

神さまが最初に書いたことは、以下の通りです。

あなたはほんとうに、すべての質問の答えを知りたいのか、
それとも八つ当たりをしてみただけなのか?

神との対話1 13ページ目

そこから神さまとニールさんの会話が始まって、ニールさんが質問をすると
神さまが答えるという往復書簡が書きつづられていきました。

神さまの答えは、ニールさんの考えが消えてから現れるとのことで
手の動きよりも答えの方が早く、なぐり書きのようになったそうです。

そしてニールさんが後々理解されたことは、
この対話が自分だけに必要なものではないことでした。

ニールさんが以下の通り書かれています。

できるだけ早く、”あなた”もこの対話に参加してほしい。
ほんとうに大切なのは、わたしの物語ではなくてあなたの物語なのだ。
あなたをここに導いたのは、あなたの人生だ。
この対話はあなた自身にも重要な意義をもっている。

そうでなければ、あなたはいま、こうしてこれを目にしてはいなかったはずだ。

神との対話1 14ページ目

当時、この部分を読んでも、私にはあまりピンときませんでしたが、
今では充分に理解できます。

私はこの本と出会い、様々な悩みが消えていきました。

囚われていた罪悪感や悲しみや怒りによる心の重さ、不自由感などがどんどん薄くなりだして、
直観力が得られ、
経験という貴重な学びを得て、今ここにあります。

人と接すると身動きできなくなるほど疲労していた当時の私は、今の自分を想像できませんでした。

最初に心理カウンセラーを目指したいと思ったのも、
このような貴重な教えを受け取ることで心が軽くなることを、
まずは自分自身が実感したからでした。

「知識で悩みがなくなり、心が軽くなる」ということが分かったのです。

ぜひとも悩める人たちに神さまから得た知恵を伝え、
楽にしてさしあげたいと考えたのでした。

ちなみに今では、知恵だけではなくて経験によっても、悩みがなくなることを知っています。

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