61.神との対話【解説】P120~124 人生が上向く方法⑦「人生は創造である」

神との対話【解説】P120~124 人生が上向く方法⑦「人生は創造である」

前回、私たちの魂は「最高の愛を体験している魂」になりたがっているということを、神さまが教えてくれました。

私たちのたくさんの生まれ変わりの人生におけるあらゆる体験・経験は、シンプルに、最高の愛の感情を体験するためにあります。
すべての経験が、最高の愛につながっていきます。

最高の愛は、すべての経験を重ね合わせてようやく成り立つと、説明がありました。

病気や不安もまた、その先にある健康や安心感や安定感のすばらしさを、よりありがたく大切なものとして実感させてくれるものです。

そういう意味でも、すべての批判を”やめる”ことを神さまは勧めています。
破壊することはもっと”いけないこと”だと、神さまは言われました。

神さまにとって、物質界に生きる私たち人間は愛してやまない子どもたちであり、私たちが何をしていても愛してくれています。
絶対の領域にある神さまの世界には、愛のみが存在しているからです。
私たちの醜いはずの争いや戦いを、幼い子どもたちがする兄弟喧嘩のように感じておられるのでしょう。

私たち一人一人を愛している神さまは、私たちが互いに愛し合うことを…たとえ愛せなくてもみんなが気持ちよく共存していくことを望みつつ、また、その時が来ることも…そういう世界があることも知っています。

120ページから123ページまで、神さまは「感動させる神」「コメディアンの神」をニールさんとの会話の中で示されました。
それは「軽口」という表現で、明るい会話でした。

次に、私たち人間が”怖さから自身を守るため”に、変えるべき政治や医療の制度を変えないままでいることをお話されました。

すべての攻撃は、助けを呼ぶ悲鳴なのだ。

神との対話1 P123

今、世界で起きている「攻撃」は、助けを呼ぶ悲鳴なのでしょう・・・。
誰かが親身になって、本当に国のためを想って戦いを指導する人に寄り添い、良いと思われることを愛をもって助言することができれば、そしてそれを指導者が受け入れることができれば、大きな豊かさや平安を胸に取り戻して攻撃はやむのだろうと思いました。

124ページから、いよいよ「人生をどう上向きにするか」というお話がなされています。

人生を上向きにするために、私たちが知っておくべきことは次の通りです。

人生は創造であって、発見ではない。
~略~

自分では分かっていないだろうが、あなたがたは、一瞬一瞬、自分の現実を創造している。
私はくり返し、そう話してきた。

神との対話1 P124

”運命の人”であったり、”天職”であったりと、私たちは何かを発見しながら生きるという考え方や習慣がついているようです。

でもそうではなくて、「創造するのが人生なのだ」と神さまははっきりと言われています。
しかもこれまで、何度もそう言ってきたのだそうです。
運命の人や天職というのは、創造した後から解るものなのでしょう。
望み、考え、行動して、それらを創造していくのが人生です。

それでは、あなたは(私は)あなたの人生に何を創造したいでしょうか?
私は、自分自身と周囲にある、時間・空間・人・物・仕事・人生のすべてを大切で愛しいと思える世界を創りたいと、願っています。
そのために自分でできることはやってきたという自負があります。
これからももちろん、そうしていきます。

「人生は創造であって、発見ではない」という重要な智恵を教えてくださった神さまは、
次に、どうして”人生は創造されるもの”なのか、”どんなふうに創造しているのか”を箇条書きにしてまとめてくれました。

①わたしは神の姿をかたどり、神に似せて、あなたがたを創造した。

こちらは聖書の中の文言でもあります。

神と同様に存在し、神の性質に似せて私たち人間は神から創られ、存在しています。
神=愛です。
まずはこのことをよく認識するのが良いです。

②神は創造者だ。

神は世界・宇宙の創造者です。
ということは、人間もまた創造者です。
私たちは神の性質に似せてあるので、創造者なのです。
また、私たちは一人一人、自分特有の世界・宇宙をもっています。
私たちは個人的な世界の創造者であり、自分の世界やそこにあるように思える壁や極限を突破したいなら、突破できる創造者でもあります。

③あなたがたは三つが一体になった存在だ。
その三つをどう呼んでもいい。
父と子と聖霊でもいいし、精神と身体と霊でもいいし、超意識と意識と無意識でもいい。

三位一体の説を、こちらの解説でも取り上げたことがあります。
この本の48ページから説明がなされてありました。
崇高なものはすべて、三位一体として存在していると説明されていました。
他にも三位一体のものとして、「エネルギー・物質・エーテル」「思考・言葉・行為」「過去・現在・未来」「ここ、あそこ、その間」などが紹介されていました。

私たち人間もまた、三つの性質が一つになった存在(三位一体の存在)として生きています。

④創造とはその三つの部分から生ずるプロセスである。
言い換えれば、あなたがたの創造には三つの段階がある。
創造の道具は思考、言葉、行為だ。

私たちは、「思考・言葉・行為」を道具にして、自分にとって素晴らしい世界も、不都合なものや人物たちも創造しています。
無意識にネガティブな方へ引っ張られ、思考と言葉と行為がネガティブなものばかりであれば、間違いなく自分にとって不都合なものたちや状況を創造することになるでしょう。
逆に意識的であっても無意識であっても、思考と言葉と行為がポジティブな方へ向かっていれば、自分にとって素敵な明るい世界が創られます。

ここで、ネガティブな感情ではいけないのか?という疑問を持つ人がいらっしゃると思いますが、
私自身は、「ネガティブな感情はものすごく大きなポジティブな感情につながる」と思っています。
不安があるからこそ、不安が払しょくされた時の喜びやその時に感じる愛や感謝は大きくなるからです。
そんな風に時々ネガティブになってしまう自分を受け入れると、ネガティブな感情もポジティブに変えることができます。

安心してネガティブを受け入れていていいし、またポジティブであっていいのです。
いずれ必ず、すべては愛に到達し、愛に還ります。
なぜなら、①で説明されている通り、私たちは神に似せて作られているからです。

「人生を上向きにする方法」について神さまが箇条書きにされているのは、⑩まであります。
今日は①~④までご紹介しました。箇条書き部分は、すべて神との対話1 P124からの引用です。

次回は⑤から解説いたします。

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