私がバイブルとしている本に、「愛の反対は不安である」ということが書いてある。
怒りも悲しみも、その感情の大元をたどれば不安に行き着く。
そして、今日は独占欲と嫉妬心という感情について考察してみた。
独占欲も嫉妬心も、その感情の大元が不安であることはすぐに推察できる。
自分の大切な人を他の誰かに奪われるのではないか、もしくは自分を幸せにしてくれているこの立場を誰かに奪われるのではないかという不安が、独占欲と嫉妬心の根本にある。
独占欲や嫉妬心は「醜い感情」とよく言われるし、また確かに、嫉妬される側からすると不要で自分を不快にさせる感情だということもよく解るが、
それが醜いかどうかは、その感情から生まれる行動の良し悪しで決まるはずである。
嫉妬心から、誰かを恨み続けたり、誰かの幸せや功績などを邪魔する言動をするなら、その嫉妬は確かに醜いものだろう。
けれども自然に湧いてくる「独占欲」や「嫉妬」という感情を、ただ自分の痛みや弱さと捉えて耐えるのなら、それは決して醜いものではない。
それは不安から生まれた自然な感情でしかないのだから。
私自身は元々不安が強いため、独占欲や嫉妬という感情が心に沸いて不快になる。
自分を小さな人間だなと、悲しく残念にも感じる。そしてそんな自分がかわいそうにと…哀れだと思う。
半面、不安が強い人を友人に選ばず、自己肯定感を持っている人と親しくなることを望んできた。
それなのに自分は・・・というところで、私には成長すべき大きな伸びしろが残されていることが分かる。
自己肯定感を高められるよう、もっともっと自分を誉めていこう。
そして信頼できる存在があるなら、意識して信頼感を増やしていこう。
最後には必ず自分をも信頼できるようになり、不安が限りなく小さくなっていくはずだと、そのことも信じていよう。
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