20.神との対話【解説】P35 不安から離れる
このページには、なぜ私たちが不安からなかなか脱することができないのかについて、書いてあります。
その理由は、先日書きました「条件つきの愛」と同様に、私たちが子ども時代、両親や学校などから長期にわたって不安にもとづく行動をするよう教わってきたからだと書かれてあります。
不安を抱えて生きるように教えられているからだ。
神との対話1 P35
~略~
だから──いろいろな方法で──あなたがたは適者になろう、いちばん強くなろう、利口になろうと必死になり、どんな状況でも、少しでも劣っていれば負けてしまうという不安におびえる。
子供の頃からずっと、劣った者が負けると言い聞かせされてきたためだ。
そんなことをすると笑われる。
そんなことをすると怒られる。みっともない。恥ずかしい。
少し考えると分かるように、これらの言葉は小さな子どもの胸を締め付け、大人になっても自由に振る舞えなくさせてしまう…不安をあおぐ言葉です。
私自身もそのように言われて育ちましたので、行動や思考の動きを妨げるくさりとなっていたそれら言葉の呪縛から逃れるのに、長い時間と大きな気力が必要でした。
だが、教えてあげよう。
神との対話1 P35
愛に支えられた行動をとれば、生き延びるだけでなく、勝利するだけでなく、成功するだけでなく、それ以上のことができる。
そのとき、自分はほんとうは何者か、そして何者になりえるのかという、栄光に包まれた経験ができるだろう。
もしも勝利や成功をして生き延びたいのであれば、自分が誰なのか、何を成し得るのかを知りたいのであれば、また栄光に包まれた経験をしたいと思うなら
「愛に支えられた行動をとる」と決めると良いです。
そして素晴らしい人生を子どもたちに経験させたいなら、自分自身が手本となって、愛に支えられた行動がとれるように教えてあげましょう。
この思考や行動は愛からなのか、それとも不安からなのか・・・・。
自分に問いかけることを習慣にしていると、愛ある言動と思考が身についてきます。
誰かにへりくだったり遠慮したりする必要も、大きな声やとげとげしい言葉を口にする必要も、誰かに迷惑をかけることを恐れる必要もなく、
ただ愛ならどのように考え、何をするのか、自分自身をどのように扱い、許していくのかを学び、実践していくと良いです。
このページの最後の行に、再び神さまが言われています。
しかし、いちばん偉大な教師は外にいる者ではなく、あなたがたの心の声である。
神との対話1 P35
それが、わたしが使う第一の道具だ。
この言葉は本書の中で、神さまが何度も伝えてくださっています。
神さまも、神さまの大きな愛も、わたしたちの心の中に存在しているのです。
☆☆プチワーク☆☆
私たちが抱いている漠然とした不安は、過去、幼くて未熟だった頃に身につけてしまったものです。
今、その不安はまったく役に立たなくなっています。
不安感が心にのぼってきたら、「今の私は大丈夫。愛に生きていくね」と自分に教えてあげましょう。
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