27.神との対話【解説】P44~47 宇宙の創生④ 神と神の子たちの約束

27.神との対話【解説】P44~47 宇宙の創生④ 神と神の子たちの約束

ここから、神さまはご自分が創り出した霊(いのち)のことを”神の子”という言葉に変えて、説明されています。

神の子たちが、自分自身が神であることを知るプロセスについての説明です。
神の子たちとは、私たち人間を含む天使や宇宙に生きる人々など知能を持った生命体のことです。

1.神さまは神の子たちに事実を伝えた。
「あなたがたは私(神、神の一部、神の子、王国の後継者)なのだよ」と、直接知らせたのだそうです。
このことは、聖書に同様のことが書かれてあったと記憶しています。

2.神の子たちは体験的に知りたがった。
1番のように”あなたがたは神の子だ”と伝えられた神の子たちは、神さまご自身がそうだったように、自分自身が「愛」と「創造」という性質をもつ存在であることを体験的に知りたがったのだそうです。
ただ「神の子だよ」と教えられても、それではものたらなかったとのことです。

3.神と神の子とで、自分自身を体験的に知るために、お互いに協力し合う”共同行為”の計画を立てた。

4.神の子たちは、創造されたばかりの物質的な宇宙に入っていった。
宇宙には、相対性のシステムが存在している様々な物質が、神さまによってすでに創られていました。
モノや他人が存在する相対性がある世界に入っていくことで、神の子たちは自分自身を知ることが可能になりました。

5.神の子たちは、自身の性質が「愛」と「創造者」であることを体験的に知るために、最初に愛と創造者ではない自分を体験する必要があった。

6.愛と創造者ではない自分を体験するために、神の子たちはすべてを忘れた。
神の子たち(私たち)は、自身の神の性質(愛・創造者)を体験するために、その性質が備えられているという記憶を捨てなければなりませんでした。

7.記憶を捨てた神の子たちは、自分が何者であるかを選べるようになった。
神の子たちはすべての選択肢を与えられたうえで”生き方”を自分で選びとることで、自分自身を体験することができるようになりました。

以上のように、神の子(私)たちは宇宙に散らばり、それぞれが自身の性質を忘れた人生を送りつつ、何をどのようにして生きるのかを選びながら神としての性質を思い出していくプロセスを歩んでいます。

あなたがたはどんなに努力しても、わたし(神)の子どもでなくなることはできない。

神との対話1 P46

私たちは、どのように生きようとも、何を選ぼうとも、神さまの一部であることに間違いはなく、それは未来永劫変わることのない真実です。
だから、神さまは約束してくださっています。
遅かれ早かれ、私たちは神さまのメッセージを受け取ることになるのです。

したがって、地上でのあなたがたの仕事は、自分が何者であるかを学ぶことではなく(すでに知っているのだから)、思い出すことだ。
そして、ほかのみんなが、何ものであるかを思い出すことだ。
だから、ほかのひとにもそれを気付かせること、思い出すようにしむけることも大きな仕事のひとつだ。
いのちの真実を知っているすばらしい教師はみんな、そうしてきた。
それが、ただひとつの目的だから。魂の目的だから。

神との対話1 P46~47

まずは自分自身が神の子であることを思い出し、そして他の人がそれを思い出せるように仕向けること。
それは、44ページにある”神が私たちを創った目的”にかなっています。

あなたがたを創った目的は、あなたがた自身がわたしであることを知らせるためだったと言ってもいい(昔から何度もそう言われてきた)。

神との対話1 44P

イメージをしていただきたいのですが、神さまから分裂した私たちは一部でありながら、全体を支えています。
誰一人居なくても、全体は成り立ちません。
全体もまた、一人ひとりを支えています。

私たち一人ひとりの魂が、ダイヤモンドの一面であると例えられていたことがありました。

魂全体からなる巨大なダイヤモンドの一面である一人ひとりが磨きをかけて輝けば、全体が大きく輝き出すというたとえ話でした。

世にある魂のすべて…全世界の人々が宇宙・神を創っていて、誰も欠くことはできず、そして全員が繋がっているという考え方です。
これは、ユングの集合意識を思い出させます。

神さまは、これまでのお話を通して、私たち全員が同じ神(愛)の一部であり、創造者であり、そして行動や思考を選択しつつ思い出していくことで、神であるという素晴らしさや喜びを”体験的に知ろうとしている”こと、また必ず全員がそれを知る時がくると約束されていることを、とても丁寧に教えてくださったのでした。

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