前回、神さまはイエス・キリストの最も偉大な教えとして、
1.私たちには永遠の命がある
2.私たち人類は全員兄弟姉妹である
3.私たちが求めたものはすでに与えられている
ということを伝えてくださいました。
また、自然の法則の一番目として、
「思考は創造につながる」
ということを教えられました。
これは神の性質をもつ私たち人類が、覚えておくべき法則です。
ニールさんは神さまに、他の法則も教えてくれるようお願いしました。
ほかの法則についてもわたしは話してきた。
神との対話1 P76
時の始まりから、わたしはすべてを語ってきた。
何度も何度もくり返してあなたがたに語ってきた。
何人も何人もの師をあなたがたのもとへ送ってきた。
しかしあなたがたは、わたしが送った師に耳をかさない。
それどころか彼らを殺してしまう。
イエス・キリストをはじめ、神のいう真理を伝えた人たちは反逆者として罪に問われることや処刑されてしまうことが何度もありました。
昔、思想は、今のように自由に表現できるものではありませんでした。
「何が正しいか」は、国や宗教や時代によってさまざまに異なっています。
思想に厳しい制裁が入ることは、残念なことに今も複数の国で行われています。
現代のアメリカや日本が自由に表現できる場所であることは、感動さえ覚えるほどの奇跡的なことだと思えます。
なぜ人類は聖者を侮辱し、殺してしまうようなことさえあったのでしょうか。
ニールさんは神さまにそう質問しました。
なぜなら、彼らはわたしを否定する考えに立ち向かうから。
神との対話1 P76
あなたがたは自分を否定しようとすれば、わたしを否定することになるから。
このわかりにくい二文の意味は、以下になります。
「なぜなら、聖者を侮辱し殺してしまう人たちは、”神があなた自身である”という教えに抵抗するから。
それでも真実として、神はあなた自身である。
けれども人は、自分を否定し、同時に(自分自身でもある)神の存在を否定する。
だから『神はあなた自身である』と教える聖者を理解も信頼もできず、侮辱し、殺してしまうのだ」
そのように聞いたニールさんは、さらに質問をしました。
どうして、人類は神を、あるいは自分自身を、否定したがるのでしょうか?
なぜなら、あなたがたは恐れているから。
神との対話1 P77
あなたがたは不安だらけだ。
なかでもいちばん大きいのは、わたしのいちばん大きな約束が人生最大の虚偽ではないかという不安だ。
だから、あなたがたは自衛のために幻想を創り出す。
~略~
あなたがたは創造者である神にふさわしい約束を受け入れまいとして、あるいは自分に神と同じ性質があることを認めまいとして、悪魔的な性質の神を考える。
不安には、それほど大きな力がある。
こうして、”不安”という感情が自分を受け入れず、人をも殺してしまうという恐ろしい力をもつことを教えられた神さまに、
「不安を捨てるよう努力しましょう」と、ニールさんは言いました。
私たちは自分を信頼し、神を信頼し、他人をも信頼するということ…「善きものを信頼する」ということが苦手なようです。
不安というものは、「自分(神)は素晴らしい存在であり、自分を包む周囲の状況も含めてすべてがどんどん良くなっていく」ということと真逆のことを信頼しているがために起きる感情です。
ここで第二の法則について、神さまがお話されました。
第一の法則は、あなたがたは自分が想像するとおりになれるし、想像するとおりのことができるし、想像するとおりのものをもてるということだ。
神との対話1 P77 *( )内は解説者の補足です。
第二の法則は、あなたがたは怖れ、不安に思うもの(感情)を引き寄せるということだ。
ニールさんは、なぜ私たちは怖れや不安に思うものを引き寄せるのかを、神さまに聞きました。
神さまが説明されたことを以下にまとめます。
1.感情には物事を引き寄せる力がある。
2.感情は動いているエネルギーであり、エネルギーが動くと物質化という効果が表れる。
3.物質は凝縮したエネルギーであり、長い間、一定の方法でエネルギーを操作すれば物質が得られる。
4.感情だけではなく、思考もエネルギーであり凝結する。(思考は創造につながる)
5.同じポジティブな精神をもった人々が力を合わせれば、好ましい現実を創り出せる。
6.たとえ個人でも、その考えや感情(祈り、希望、願い、夢、不安)が驚くほど強ければ、奇跡的な結果を生み出す。
7.イエスを含めてマスターと呼ばれる人たちは、思考や感情から生まれるエネルギーと物質をどう扱うべきか、どう組み合わせなおし、配分しなおし、コントロールすると良いかを理解していた。今でも、知っている人は大勢いる。
8.最も不安に思い、恐れるものが、あなたがたをいちばん苦しめる。不安は磁石のように対象を引き寄せる。
9.多くの宗教の聖なる書物のすべて・・・あらゆる宗教的説話や伝統のなかで「恐れるなかれ」とはっきりと諭しているのは、偶然ではない。
神さまから伝えられた二番目の自然の法則、
「不安や恐怖(感情)は似たエネルギーを引き寄せる」
というのも、私たちは忘れてはならない法則です。
私たちは目に見えないすべての存在に、サポートされ続けています。
状況が良くなることを信頼するよう決意して、過ごすのが良いです。
ちなみに、感情というのは、ある事象に対する心の“反応”です。
目の前にしている何かに対して、定義づけや観念(思い込み)があるために私たちは反射的に心が動かされます。
それが感情です。
感情が反応であるため、その感情を変えるには自分の定義づけや観念(思い込み)を変える必要があります。
例えば、今の幸せを失うことに不安を感じていて、神様から「恐れるなかれ」と聞いたためにその不安を手放したいと思うなら、まずは「自分はいつまでも幸せ者であるということを信頼する」と決めると良いです。
「私はたくさんの寂しさや悲しみを経てきたから、幸せであることの貴重さやありがたさを知っている。こんな私は、幸せ者として生きる価値がある!天が保証している」
というように自分に教え、「それを信頼する」と決意すると良いのです。
思い込みを変えることはそんなに大変なことではないと、スピリチュアルで学んでいます。
繰り返しますが、不安がりの自分を脱したいと願うなら、まずは脱するのだと決め、次に自分がもっている何らかのネガティブな定義づけを見つけてその定義をポジティブなものに変えてしまいましょう。
以前、神さまが教えてくれました。
起きる物事には意味がなく、意味づけするのは私たち自身なのだと。
だから、どのようにも意味づけや定義づけはできるのです。
次に、自然の法則の三番目の法則も、神さまから伝えられました。
「存在するすべては愛である」
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