3. 神との対話1【解説】P14~15 感情に耳を澄ます
この本での、最初のニールさんの質問は、
「神はどんなふうに、誰に語りかけるのか?」
というものでした。
すると神さまは下のように答えました。
わたしはすべての者に、つねに語りかけている。
神との対話1 14ページ目
問題は、誰に語りかけるかではなく、誰が聞こうとするか、ではないか?
ニールさんに詳しい説明を求められた神さまは、さらに以下のように答えられました。
○神は人に「コミュニケート」をしている
○言葉で語れば、言葉のもつ制約にしばられてしまうため、言葉はめったに使わない
○感情を通じたコミュニケーションがいちばん多い
○思考を通じたコミュニケーションも使う。その際、イメージや画像が使われる
○経験というコミュニケーションもある
○感情、思考、経験のすべてのコミュニケーションが失敗したとき…最後の手段として言葉が使われる
神さまからの情報は、感情を通して行われることが一番多いということで、
それは「直観」に似ているもののように思えます。
行動を決める直観は、
シンプルに次の二つの感情が元となることが多いでしょう。
好き…快、関わりたい、撫でてあげたい、可愛い、嬉しい、楽しい
嫌い…不快、関わりたくない、近づかない、気分が悪い、腹立たしい、つまらない
私たちの感情は、だいたい好きと嫌いに代表されるポジティブなこととネガティブなことに分けられます。
当然ながら「好き」な方向(人も場所も)に私は動くようにしていますし、
多くの人がそうだと思います。
感情に神が働きかけているとすれば、感情に従った方が私たちは安全です。
しかしながら、自分の外にある様々な常識とされるものや両親からの影響などに制約を受けて、
本当の自分の思い(感情)を見失ってしまっている人が、数多く存在します。
かつての私も同様で、自分が何をやりたいのか、何が楽しいのかが分かっていませんでした。
人の顔色を見ながら行動を変えていた(変えずにはいられなかった)かつての私は、
自分らしさが分からず、特に人前ではおとなしく行動し、
怒りや不満が感情に表れることが多かったなと、今、思います。
自分の感情(本当の気持ち)に気付くことは、癒しのファーストステップになり得ます。
感情は、魂の言語だ。
神との対話1 15ページ目
感情=素直な気持ちというのは、私たちにとって最も大切な、神さまからのメッセージです。
神さまは、
「問題は、誰に語りかけるかではなく、誰が聞こうとするか、ではないか?」と、私たちに問いかけています。
神さまからのメッセージを知るには、まずは自分の感情を見つめ、耳を澄ましてみると良いのです。
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